5)白内障の症状

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白内障包括ガイド

白内障は、目の水晶体が徐々に濁る進行性の目の病気です。初期の段階ではほとんど症状が現れませんが、進行するにつれて視力が低下し、日常生活に支障をきたすようになります。

初期症状

  • 視界のぼやけ
  • まぶしさやハローの出現
  • 色覚異常(特に青色)
  • 夜間視力の低下

進行した症状

  • 視力の著しい低下
  • ぼやけた二重視
  • 光に対する過敏性
  • まぶたが痙攣する
  • 目が赤くなる

その他の症状

  • 瞳孔の拡大
  • 水晶体の変色(黄色や茶色)
  • 視野の狭窄

白内障の症状は、進行の程度や個人の視力によって異なります。初期の段階では、視力の低下が軽度で、日常生活に支障をきたさないことがあります。しかし、進行するにつれて、視力が著しく低下し、運転や読書などの活動が困難になる可能性があります。

白内障の症状に気づいたら、すぐに眼科医の診察を受けることが重要です。早期発見と治療により、視力の低下を遅らせ、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

白内障の進行

白内障は進行性の病気で、通常はゆっくりと進行します。進行の速度は個人によって異なりますが、一般的に以下のような段階をたどります。

初期段階

  • 視界のわずかなぼやけ
  • まぶしさやハローの出現

進行段階

  • 視力の低下が顕著になる
  • ぼやけた二重視
  • 色覚異常

進行後期

  • 視力の著しい低下
  • 視野の狭窄
  • 光に対する過敏性

末期段階

  • ほぼ完全な視力喪失
  • 水晶体の変色(黄色や茶色)
  • 瞳孔の拡大

白内障の進行は、年齢、紫外線への曝露、喫煙、糖尿病などの他の健康状態などの要因によって影響を受ける可能性があります。

白内障の治療

白内障の唯一の効果的な治療法は、濁った水晶体を人工レンズに置き換える手術です。白内障手術は一般的に日帰りで行われ、局所麻酔下で行われます。手術後は、通常数日で視力が回復し始めます。

白内障手術は、一般的に安全で効果的な処置ですが、感染症や出血などの合併症のリスクがわずかにあります。ただし、これらの合併症はまれであり、ほとんどの場合、長期的な視力に影響はありません。

白内障の進行を遅らせるための治療法はありませんが、紫外線から目を保護したり、喫煙を避けたり、糖尿病などの基礎疾患を管理したりすることで、進行を遅らせるのに役立つ場合があります。

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